【京都西賀茂】知る人ぞ知るピグメント染め工房『佐々木工芸』を見学

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木村太一です。

日本有数の“アパレル製品染め”工房
『佐々木工芸』を見学させていただきました。

ロンハーマンのニット帽染めも手がけられ、
中でも特に「かっこいい!」と人気なのが、

このニット帽。

言葉では伝えづらいですが、質感、発色、デザイン、風合い、
パッと見てかっこいいんです。

ピグメント染め(顔料染め)って?

ピグメント染め(顔料染め)の持ち味は
なんといったってこのヴィンテージ感。
(古着っぽく見えますがもちろん新品)

着用や洗濯を繰り返すことで、
インディゴデニムのような色落ち感を楽しめるのです。

お話を伺うと、

「ピグメント染めをすると、
たいてい『1本の白スジ』が出るのですが、

ウチの技術を使うと白スジが入らないんです」

そう語るのは、
染め物歴35年、ピグメント染め歴20年の熟練職人
佐々木英和さん。

「いかに『品のあるヴィンテージ感』を出すか?
を追求してきました。

20年前といえば、ようやくピグメント染め(顔料染め)が使われだした頃です。

でも、顔料特有の扱いづらさや、手間やコストがかかることから、
撤退する企業もたくさん見てきました」

「顔料って大変なんです。
機械に付着すると取りにくいので、毎回の清掃にも一苦労です。

それでもこの“染め物”という仕事が好きで、
ピグメント染めの仕上がりが大好きで、気づけば35年経っていました。

メーカーさんからは

『こんな見事に仕上げる染め物屋さん、初めてです!』
『佐々木さんにピグメント染めをやらせたら世界一だ!』

というお言葉をいただけることも多くなり、
伝統工芸を扱う者として、胸が熱くなるのです」

コストダウンばかりが重視される中で、

いかに美しく、品のあるヴィンテージ感を出せるか?

情熱を持って打ち込まれている方との時間が、とても刺激になりました。

佐々木さん、
貴重なお時間をありがとうございました。

アパレル製品染め・加工や、墨染めを得意とされていまます。
佐々木工芸
https://www.sasakikogei.com/

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コメント

  1. 匿名 より:

    太一くん~ありがとうございます❗
    知る人ぞ知る‼️‼️‼️バッチリ良い感じです。
    コマーシャルになり有り難いです❗
    これからも宜しくお願い致しますね❗
    佐々木工芸 ささ木

    1. 木村 太一 より:

      コメントありがとうございます!
      とてもいいなと思ったので紹介させていただきました。

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