集客目的でホームページを作る際に載せたいコンテンツの2つ目、「スタッフ紹介」
「スタッフ紹介」は、在籍しているスタッフをただ一覧並べているだけではなくて、れっきとした『集客コンテンツ』と考えることが重要です。
この記事では、
- スタッフ紹介の実例
- 魅力を感じてもらえるスタッフ紹介の書き方
この2つのテーマで、訪問者がスタッフに親近感を感じ「この人に相談したい」「とても信頼できそう」と感じてお問合せしてもらえるスタッフ紹介の書き方について、次のテーマで解説していきます。
なお前の記事では「会社について」の書き方のコツを紹介しています。優先順位としては、スタッフ紹介よりも高いので、まだ読んでいない方は本記事と併せて読んでみてください。
ホームページ集客で必要なコンテンツ一覧① 会社について
「スタッフ紹介」の実例
株式会社ALAN様の実例
京都府のキッチンカー製作販売事業をされている株式会社ALAN様のスタッフ紹介がこちらです。
三浦社長は、高い先見性と経営手腕を持たれていて、他の企業からの信頼も厚く、そしてエネルギッシュな方。
ホームページを見る方の中には「社長」と聞くと「とっつきにくそう」と感じる方もいますが、趣味や特技といった情報を載せることで、安心感・信頼感を感じてもらえます。
こちらはスタッフであり、キッチンカー事業運営を担っている長谷川様の紹介。仕事としてのかっちりした部分を伝えつつ、人間味が伝わる情報も併せて載せることで、「この人に相談したい」と感じてもらえる工夫をしています。
マジックアートリペア遠藤様の実例
茨城県つくば市で『家キズ補修業』を営んでいるマジックアートリペア遠藤様の実例がこちらです。
今住んでいるところ、昔住んでいたところを載せることで、訪問者は「私言ったことがある」「私もそこに住んでいた」といった共感が生まれますね。
代表の遠藤様は、あいみょんが好きだそう^^
ホームページを見て問い合わせるって、「この会社(人)大丈夫かな?」とか「いくらくらいするんだろう?」とか、いろいろな不安が入り交じるんですよね。そこでこのような人間味が感じられる情報があると、お問い合わせをしてみよう!と思いやすいです。
魅力を感じてもらえる「スタッフ紹介」の書き方
ということで、実際に「スタッフ紹介」で必要なコンテンツと、その書き方について解説していきます。
必要なコンテンツは次の6点です。
- 基本情報
- 仕事中の写真
- 仕事をしていて嬉しかったこと
- 仕事へのこだわり
- お客様への約束
- プライベートに関する情報
それぞれ順に解説していきます。
①基本情
絶対に載せたい情報
基本情報として、まず必要な情報は次の3点です。
- 名前
- 役職
- 担当業務
できれば載せたほうがいい情報
お客様にとって親近感を感じてもらうために、できれば次のような情報も載せるようにしましょう。
- ニックネーム
- 出身地・居住地
- 生年月日
- 星座、動物占い、血液型
なぜ、このような一見仕事とは関係がなさそうな情報を載せるのか?というと、「訪問者に『親近感』を感じてもらえることで、問合せにつながる確率が上がるから」です。
親近感を感じてもらうポイントは『共通点』です。ニックネーム・居住地・動物占いなど、できるだけ多くの情報を載せておいたほうが、共通点が見つかりやすくなります。(出せる範囲で構いません)
②仕事中の写真
画質がよく、仕事中であることが分かる写真であれば、スマホで撮影した写真でも、一眼レフで撮影した写真でも、どちらでもOKです。
できるだけ、『笑顔で写っている写真』を選ぶようにしましょう。
企業向けサービス、弁護士、技術職人など、職種によって、笑顔が過ぎると不適切な場合があります。その際は『ふんわりとした笑顔』『職種に合った、印象の良い写真』『真剣さが伝わる写真』といった基準で写真を選びましょう。
③仕事をしていて嬉しかったこと
仕事をしていて、特に嬉しかったことや印象に残っているエピソードを、1つ選んで掲載します。これが載っていることで、訪問者は「この会社はスタッフさんみんなが情熱をもって取り組んでいるんだな」と、プロ意識の高さ、品質・サービスの質の高さを感じとることができます。
「仕事をしていて嬉しかったこと」の書き方のポイント
訪問者にとって魅力を感じてもらうために、できるだけ『お客様に関係するエピソード』を載せるのがポイントです。
<お客様に関係するエピソードを載せる>
具体的には、
「コピー機が壊れたとき、ドライバーを使って修理できたのが嬉しかった」というエピソードよりも、
「お客様に商品の説明をしたときに、『あなたの誠実な姿勢に惹かれたので、買います』と言っていただいたのが嬉しかった」というエピソードのほうが、お客様との関係性を感じられ、訪問者の心にも届きやすくなります。
<お客様と関わらない職種の場合>
直接お客様と関わらないスタッフの場合でも、できるだけ、お客様に関係するエピソードとして伝えるようにします。
例えば、清掃担当で、お客様と関わる機会がなかったとしても、
「隅々までキレイに清掃できたとき」と書くよりも、
「隅々までキレイに清掃した後、お客様が店内をワクワクして歩いている姿を見たとき」とするほうが好印象です。
④仕事へのこだわり
続いて「仕事へのこだわり」について。
これは、会社としてのこだわりではなく、スタッフ個人としての仕事へのこだわりです。会社としてのこだわりとは異なる内容であってOKです。(さすがに真逆はNGです。笑。)
■仕事へのこだわり
向上心を持って、何でも挑戦する。新しい事を恐れない。
⑤お客様への約束
こちらも、スタッフ個人としての「お客様の約束」になります。会社としてのお客様の約束と内容が異なっていてOKです。(真逆はNGですよ。笑。)
株式会社ALAN様のホームページでも、担当業務やそれぞれの価値観によって、お客様への約束も異なっています。
■お客様との約束
弊社が扱うのは主に中古車ですが、納車されたお客様に「新車みたい」と思っていただけるように徹底的に綺麗にしたいと思います。
■お客様への約束
直接お客様と関わることは少ないですが普段の電話対応や事務処理を丁寧にきっちりやります
⑥プライベートに関する情報
最後に、スタッフさんのプライベートが垣間見える情報を掲載することで、人柄がリアルに伝わり、魅力たっぷりのスタッフ紹介になります。
具体的には、
- 趣味
- 特技
- 休日の過ごし方
- 好きな食べ物
- 学生時代に打ち込んでいたこと
といった情報です。
すべて載せる必要はありませんが、少なくとも上3つ「趣味・特技、休日の過ごし方」は載せるようにしましょう。
その上で、載せられる範囲で、出身地や居住地(※)も載せるようにしましょう。訪問者によっては「出身地・居住地が同じ」というだけでお問合せをする理由になります。
例えば、初めて出会った人同士でも、出身地や居住地が同じだったり、学生時代にやっていた部活が同じだと分かった途端に、親近感を感じることってありますよね。ホームページでも同じことが言えますので、ぜひプライベートに関する情報も載せられる範囲で載せるようにしてください。
※プライバシーの観点から◯◯市までにとどめておくと無難です。
まとめ
本記事では、「スタッフ紹介」で訪問者に魅力を感じてもらうために必要な次の6つのコンテンツとその書き方について解説しました。
- 基本情報
- 仕事中の写真
- 仕事をしていて嬉しかったこと
- 仕事へのこだわり
- お客様への約束
- プライベートに関する情報
名前・役職・担当業務だけしか載せないホームページも多いですが、「ウェブ集客」では、いかに訪問者の不安を拭い去るか?がカギとなります。
嬉しかったエピソード、こだわり、プライベートに関すること、といった情報も載せるようにして、訪問者に「ここなら安心して問合せできそう」と感じてもらえるようにしましょう。