【脱!安売り】個人起業家・フリーランスが安売りしなくて済む10の方法

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個人事業主・フリーランスが安請け合いしない方法

「今、お金がなくて、安くしてほしくて…」
「成功したらもっとお支払いするから、云々…」

と言われ、つい安請け合いをしてしまい、案件が進むにつれて「安く受けるべきじゃなかった」と後悔しているあなたへ。

安請け合いしてしまったのは今回が初めてではない・・・

2度目、3度目?いや、4度目くらいだろうか・・・

「これ以上は、予算オーバーなのでできません」と言うに言えない・・・

外注に回す予算もなく、心身ともに疲弊してしまい、気づけば事業も家計も火の車・・・

いったいいつになったら、起業家として、時間と収入を両立できるんだろうと途方に暮れている・・・

 

このような状況に陥った人を次に待ち受けているのはジリ貧の未来です。

そう、それも、すぐ目と鼻の先の、近い未来・・・

あなたはそんな未来を、許せますか?

 

 

自己紹介させてください、、、

滋賀・京都・関西圏でウェブ制作とコンサルティングをしている、ユーズアイの木村と申します。

 

あなたがもし、先ほどのような状況に陥っているとしたら、、、

それも今回が初めてではないとしたら、きっと心優しい方なのでしょう。

 

そのお気持ちは、よく分かります。

実は僕も、“安請け合い”をして失敗したことが何度もあるからです。

 

同じ失敗を繰り返さないためには、具体的な対策・行動指針が必要になります。

そこで、この記事では、個人起業家(個人事業主、フリーランス含む)が安請け合いをしないために役立つ10の方法について、お話していきます。

つい安請け合いして後悔しがちな方はぜひこの機会に心得ておいてください。

“安請け合い”を避ける10の方法

1.返事をテンプレート化しておく

『断り方がその場で思い浮かばない』ことで、つい安請け合いしてしまう場合、『こう言われときはこう断る』という断り方をテンプレート化して持っておくのがおすすめです。

できれば、PC・スマホの両方に、テンプレートを保存しておきましょう。

そうすれば、オフィス・外出先どちらにいても、自分の意思表示がしやすくなります。

2.安くやってくれる業者を紹介する

断ることにより関係が悪くなるとマズいとき、安くやってくれる他の同業者を紹介するのが有効です。

安い業者は、安く受けても回せるノウハウをしっかり持っています。(知らんけど)

餅は餅屋に、安く作るのは安い業者に、お任せするのがあなたにお客さんにも最善の結果をもたらします。

3.“損”するイメージを持たせる

「ちょっとした簡単なものでいいから」と、値引きを求めてくる人に限って、後から追加要望が山のごとく出てきます。

そんなとき「今忙しいので…」などの理由を付けたところで、「待てばいいよね。いつからスタートできる?」と聞き返されるに決まってます。

ですから、

  1. 超高額な見積もりを出す
  2. その分野のスキルがない
  3. 安く作って回す仕組みが整っていない
  4. 割高になることを伝える

この4つの中から組み合わせて使うことで、納得してもらいつつ断ることができます。

例文もご紹介しておきますと・・・

例文:A

「そのご要望ですと、もっとお安い◯◯社のような業者に頼むほうがいいと思います。ウチでは安く作るノウハウを持ち合わせていない(①)ため、どうしても割高(②)になります」

まず、もっともらしい理由(下線①)があるので、持ちかけた側に納得感があります。その上で損するイメージ(下線②)を持たせれば、頼む理由を潰すことができます。

例文:B

「そのご要望ですと、ウチでは◯◯というスキルを持ち合わせていない(③)ため、お受けできかねます」

スキルがない(下線③)と言われたらそれまでです。頼む理由がなくなります。

 

それでも、「この案件で経験を積んでほしい」と言われたら、「そのお気持ちはありがたいんですが、今そこに時間を使える状態になく・・・」と回避しましょう。
(こんなこと言ってくる人いるんですよね〜。もう、僕以外の人にお願いします…)

4.良質なお客さんだけ来てもらう

『良いお客さん』だけ来てもらえる仕組みを作りましょう。そこで役に立つのが『良質なお客さんチェックリスト』です。

具体的には、次の5つのステップで取組みます。

  1. (なければ)お客さんリストを作る
  2. お客さんリストから、良質なお客さんだけをリスト化
  3. 2のお客さんの特長をリスト化し、常に携帯しておく
  4. 相談者が来られたら、3のリストと照らし合わせる
  5. 1つでも外れたらお断り

このように、『良いお客さんの特長をリスト化する』ことで判断基準が明確になり、受けるか・受けないかで迷わなくて済みます。

5.逆にサービス姿勢をウリにする

「とことんあなたの目標達成に付き合います」というサービス姿勢をウリにするのも手です。(僕がこのスタンスです)

そうすれば、案件の途中で「これは別料金になります」と切り出して、お互いに嫌な思いをしたり、喧嘩腰になることがなくなります。

お客さんにとってもいいことで、「聞いてもいなかった料金が後から出てきた」「結局ほしいものが得られなかった」という不満を感じなくて済みます。

あなたの顧客満足度もとても高くなります。

※十分なご予算をいただくことになります。とことん価値提供しつつ、こちらも予算オーバーにはなりません。(ま限度はありますけどね)

これは素晴らしいことです。

6.セミナーをして先生ポジションになる

これ、とっても効果的です。

セミナーをすれば、お客さんは

  • 生徒という立場で話を聞く
  • 抱えている問題を解決してもらう

という体験をしますので、正常な感覚の持ち主であれば感謝します。

するとその後も、わがままな要求や、値引き要求など、あなたの価値を見下すようなことはしなくなります。

またこちらのことを『作業屋』ではなく、『問題解決をしてくれる人』という認識を持ってくれるので、こちらの提案も通りやすくなります。

結果には全然関係のないような“些細な指摘”を繰り返すこともありません。

7.口数を増やす、声を大きくする、遠慮しない

口数を増やす

ストレスが溜まったとき口数が増えるタイプの方は、口数を増やすようにしましょう。

『しゃべること=ストレス発散=自分らしい』ということなので、周りからも魅力的に見えるようになります。

もしかすると、「あの人ばかり喋って」と周りからはひんしゅくを買うかも知れません。しかしそんなことはどうだっていいのです。

これはビジネスです。あなたの自己実現がかかっている、人生のプロジェクトなのですから。

声を大きくする

サンシャイン池崎という芸人をみてください。

正直、、面白いとは思いません。笑

でもテレビに引っ張りだこなのは、なぜだと思いますか?

そう。

声が大きい=影響力が大きい、ということなんです。

遠慮しない

「この案件を逃したら・・・」「このお客さんに嫌われたら・・・」などの“ひ弱な性根”は、きっとあなたには似合いません。

アンチがいたっていいじゃないですか。

その分ファンもいますから、自分は自分という信念を持つことが大切です。

ホリエモンを見てください。堂々としているじゃないですか。

8.お客に媚びない

お客に媚びていると、いずれ疲弊します。

あなたが疲弊して困るのはお客さんであり、結局お客さんにしわ寄せがいきます。

断ることもお客さんへの愛なんです。愛ですよ、愛。

9.自分の信念を、周りにどう思われようが貫く

あなたが持っている信念は、周りの人(家族、社会、世間など)が何といおうが貫いてください。

正しい、間違いはないですし、どれを正しいとするのか決めるのもあなたです。

それが、起業家という生き方なのです。

10.自分の長所も短所も受け入れる、相手のことも受け入れる

“質の悪いお客だ”と思うとき、たいてい「言い方が頭に来る」と感じているときですよね。

そう感じたということは、実は、自分の中にも同じ要素があるということです。(鏡の法則)

人は、「自分は我慢しているのに相手が体現している」ときにイラッとする生き物。

言い換えれば、自分の短所(と思っている部分)を自己否定しているというサインでもあります。

 

意識的にせよ、無意識的にせよ、あなたが自己否定をしているからこそ、波長が合うかのようにあなたを否定する人が集まります。(その人も自己否定しています)

 

ならば、自己否定をやめ、自分の長所も短所も受け入れることが大切です。

そうすれば、相手の言動にイライラすることがなくなり、不思議と『質の悪いお客さんだ』とは感じなくなってきます。

【まとめ】精神論半分、でもめっちゃ効果ある

さて、ここまでで、愚直に実践すれば“安請け合い”を防げる方法について10個お伝えしました。

1〜9までは『お客さんに対してどう対処するか?』という視点で、10は『自分との関係』という視点で見ています。

あなたが、もっとも自分らしいと感じる在り方を全身全霊で体現すること

そうすれば、質の良いお客さんだけに来てもらい、あなたもお客さんも楽しめるビジネスを構築できます。

ぜひ個性に合った在り方・振る舞い・信念を、誰に何を言われようと貫いてください。

そうすれば客層は一瞬で変わります。

 

売れるブログ・ホームページの専門家
木村太一

 

P.S.

質の良いお客さん・質の悪いお客さんという表現は、あくまで分かりやすさを優先したものです。

厳密には、「自分とお客さんとの相性が、今は、良くない」「今は、離れたほうがいい」というだけで、相手の人格を否定するものではありません。

「今は、相性がよくない」ということなので、年月を経て、お互いのカルマが解消されたとき、同志になることも十分にあり得ます。

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