価格競争で負ける?「安すぎる同業者」についてどう考えればよいのか

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つい先日のこと。

ある業者の方から「作業の一部をお願いしたい。こういう作業なんだけど、いくらでできますか?」と聞かれました。

すでに外注先はあるものの、何件か確保しておきたいという理由でご相談をいただきました。

内容としては、

  • 管理画面を作成
  • プログラムも組む

ということでしたので、

「概算としては、およそ◯◯万円です」

とお伝えした上で、

「今の外注先は、おいくらでされていますか?」と聞き返したところ、、

びっくりするくらい安かったわけ。

安すぎる同業者に値段で勝てない?…

開いた口が塞がらないくらい、安い価格なので、

どうあがいても歯が立ちません。

 

僕もプロとしてスキルを磨き続けて、営利目的の事業ですし、人生かけてやっているわけです。

次の広告費、事業投資も必要です。

どう考えてもマイナスになる案件だと判断したため、丁重にお断りしました。

 

あなたもこういう経験はありませんか?

他にもある!安すぎる価格で受注する事例

『安すぎる同業者』に腰を抜かされた経験のある方は、きっと僕だけではないはずです。

例えば、、、

家賃を滞納してまで1枚5000円で絵を書いているイラストレーターの話を聞いたことがあります。

また、わずか1000円の報酬で、4日以上も働いているデザイナーと出会ったことがあります。

旦那さんの収入に頼りっきりで、自分は無償で働いている主婦の方もおられます。

 

その人たちのスキルは低いのか?

というと、そんなことはなく、むしろかなり優秀で、

だからこそ価格では負けてしまうわけです。

 

考えてみれば、発注する側にとっては同じクオリティなら安いほうがいいわけですから、価格で選ぶのも無理もありません。

でも正直、そんな価格に合わせていたら事業が破綻します。

悩ましいですよね…(>_<)

こんなとき、あなたならどうしますか?

適正価格で販売する方法

この国は自由経済ですから、どれだけ安く売っていようがそれは相手の戦略

安すぎる同業者に文句を言うくらいなら、どうやったら高い価格で売れるのか考えるほうが建設的です。

例えば、あたながデザイナーで「デザインの単価が下がっている」と感じているなら、

  • マーケティング力を身につけて、売上UPに貢献できるようになる
  • プログラミングを学んで『デザインができるプログラマー』と名乗る
  • インテリアデザインを学んで、店舗デザインを一貫して受注する
  • 理念・ミッションを打ち出して共感してくれる人に正当価格で買っていただく
  • デザインの重要性を教育して高く買ってもらう
  • (デザイン力に自信があるなら)本当にデザインができるデザイナーと名乗る

などなど、適正価格で販売する方法はたくさんあります。

 

ちょっと周りを見渡せば、デザインができるプログラマーはほとんどいません(←コレ本当です)

だったらプログラミングを学んでデザイナーの土俵からプログラマーの土俵に移った途端に価値が上昇するわけです。

 

またデザイナーと名乗る人は多くても、本当にデザインが上手なデザイナーは少ないです。(←コレも本当)

「デザイン力があるデザイナーです」と名乗ることで、価格競争に巻き込まれにくくなります。

 

発想の転換がいりますが、このように『市場の穴場』に目をつけることができれば、値段を下げなくても生き残る術があります。

【まとめ】自分のスキルを総動員して価格競争に対抗する

デザインだけ・プログラミングだけというように、スキルを単体で売っていると価格競争に巻き込まれます。

自分の持っているスキルを複数組み合わせて『独自の価値』にすることで、

どのスキルを組み合わせれば、自分だけの価値を生み出せるのか?

ここを見つけるだけです。

 

売れるブログ・ホームページの専門家
滋賀・京都のホームページ制作会社 ユーズアイ代表
木村太一

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